理事長ごあいさつ
平素より「社会福祉法人ほく志会歌志内養護老人ホーム楽生園」の運営に際し、入所者様・ご利用者様はじめ、ご家族、地域の方々や関係諸団体の皆様から温かいご支援とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染の世界的な大流行により、経済活動を含む諸活動が制限されておりましたが、感染者が減少し治療薬の開発などにより国の感染症分類が緩和されました。
緩和後も新しいコロナウイルス株が確認され、感染対策は、それぞれの事業所の判断とされ特に高齢者施設・医療機関は悩んでいることと思われます。
当施設も、感染対策を講じながらご家族の交流を大切にし、出来る限り外出・外泊・面会も緩和しておりますが、感染者数が流行の兆しを見せたり減少したり出来る限り情報を収集し、感染防止に努めております。
一方他の状況を見ますと、国際紛争・異常気象による大規模災害・地震ほか、少子高齢化が進み、生活を取り巻く環境は、非常に厳しいものと感じております。
これらの環境は早急に改善されることは考えられず、諸物価高騰・介護職員を含む人材確保の困難性が強く、施設運営を取り巻く環境は厳しい状況にあります。
しかし、入所者様・利用者様の安全で安心して生活が出来る環境づくりは、待ったなしであり、生活環境・社会環境の変化に伴い、社会福祉法人もその時代に沿った施設運営に変わらなければならないと考えております。
当法人は、平成26年4月に、歌志内市様から「楽生園」の建物・設備の譲渡を受け、
入所者様の心身機能の変化に伴い、少しでも長い間「楽生園」で生活が出来るよう介護保険サービス事業を、同施設内に開所し提供させていただいております。
今後も、当法人の基本理念「より自由に・より平等に・より優しく」をモットーに、入所者様・ご利用者様はじめ、ご家族・地域の声を聴き、行政並びに関係諸団体と連携し、入所者様・ご利用者様へ質の高いサービスが出来るよう、職員一同、努力を継続して参りますので、ご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
令和6年9月吉日
社会福祉法人 ほく志会
理事長 上 坂 孝 一